白井皮膚科クリニック
白井皮膚科クリニック

皮膚科一般診療/皮膚科小手術/レーザー治療

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「びぶれ」の取材で、皮膚の構造についてお話し致しました。
(写真は、取材時のものではありません)
皮膚の構造
 皮膚は表皮、真皮、皮下脂肪よりなり、付属器官として毛包、脂腺、汗腺などがあります。皮膚には、汗を出して体温を調節したり、痛み・かゆみ・熱さ・寒さなどを感じたり、からだを守る防御膜として働くなどのさまざまな役割があります。

表皮の働き
 表皮の大きな役割はバリア機能です。からだの外側と内側を区別して、外から有害なものが入ってくるのを防ぐ働きをバリア機能といいます。バリア機能は角質層と皮脂膜の働きによって維持されます。皮膚がうるおいを失うと、このバリア機能に障害が生じてきます。

皮膚のうるおいを保つ因子
 表皮の最外層を角層といいます。角質層は低分子のアミノ酸・塩類などの天然保湿因子に富み、水分を逃がさない性質があります。また、角層の細胞間にはセラミド・コレステロールを主成分とする角質細胞間脂質が蓄積しており、角質層の水分保持に働き、うるおいのある皮膚を保ちます。脂腺でつくられた皮脂は皮膚表面を覆い、皮脂膜を形成して皮膚の水分の蒸発を防ぎます。皮膚のうるおいは、天然保湿因子、角質細胞間脂質、皮脂の3つによって保たれているのです。

乾燥肌とは?
 乾燥肌とは、皮膚のうるおいを失い、しなやかさに欠け、容易に亀裂が生じ、刺激物質や環境アレルゲンが侵入しやすくかゆみを起こしやすい状態の肌をいいます。外気の乾燥や暖房器具による室内湿度の低下が乾燥肌の状態を作り出します。また、年齢によっても乾燥肌になりやすい時期があります。生後1ヶ月くらいまでの間は、皮脂の分泌量が多いのですが、その後の乳幼児期は皮脂量が減少するので乾燥しやすくなります。年齢を重ねることにより、皮膚のうるおいを保つ3つの因子が減少していき、60歳以上の方は程度の重い軽いはありますが、だれでも皮膚の乾燥を起こしています。乾燥肌を放っておくと、皮脂欠乏症、アトピー性皮膚炎の悪化、その他細菌・ウイルス感染症の引き金となる可能性があります。

乳幼児のスキンケア
 乳幼児期の肌は、皮脂の分泌量が少なく乾燥しやすい状態にありますが、運動量が多く新陳代謝も盛んなので汗や汚れが多く、これらが刺激物質となりますので、汗・汚れを除去することが大切です。ただし、皮膚のバリア機能が障害されている乾燥肌では、さまざまな化学物質が吸収され、刺激性接触皮膚炎やアレルギー性接触皮膚炎を起こす可能性もあります。そこで、石けん・洗顔料・シャンプーなどは低刺激性でアレルゲンをできるだけ含まない製品を選択する必要があります。
 石けんや洗浄剤は、手のひらでよく泡立て、泡を滑らせるように指腹で優しく洗い、よく洗い流して下さい。乾燥の状態がひどく、ひび割れたり、傷になっている時には、石けんなどの使用を中止しましょう。シャワーで洗い流すだけでも、ある程度の汚れは取り除かれます。
 入浴後は、柔らかいタオルで、押さえるように水分を吸い取って下さい。擦らないように注意して下さい。皮膚を清潔な状態にしたあとは、皮膚がじゅうぶん湿って柔らかいうちに水分・油分を補うことが大切です。保湿性のあるローション・クリーム・軟膏・オイルなどを使うとよいでしょう。

高齢者のスキンケア
 ご高齢の方の皮膚は、皮膚にうるおいを保つための天然保湿因子・角質細胞間脂質・皮脂が減少しているので、脱脂力の強い洗浄剤を使わないように気をつけて下さい。乳幼児のスキンケアと同じく、症状がひどい時には、洗浄剤は使わず、シャワーで洗い流すだけでもよいです。入浴後は保湿剤、必要に応じて炎症を抑えるための外用剤も使って下さい。
 冬の寒い時期になると、アクリルなどの化学繊維が含まれる肌着を着ることが多くなったり、電気毛布を使うようになったりしますが、これも乾燥肌を悪化させる原因となります。肌着は綿素材のもの着用しましょう。寝具にも気を配って下さい。アクリル製のシーツや毛布を使わずに、木綿のシーツ・布団カバーを利用して下さい。電気毛布を使う場合には、就寝前に布団を暖め、布団に入る時には電気毛布を消して休むようにして下さい。電気毛布の代わりに湯たんぽを使うのも一つの方法です。  
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